飛良泉

飛良泉


会社名 株式会社飛良泉本舗
創業 1487年(長享元年)
所在地 〒018-0402
秋田県にかほ市平沢字中町59
電話 0184-35-2031
HP https://www.hiraizumi.co.jp/
見学情報 内蔵見学とお酒の試飲:可(無料、予約不要)製造場見学は不可
蔵元直売所 8:30 ~ 17:30 定休:土日祝日

秋田の酒でカンパイ!2020 出品酒情報

酒種 山廃純米大吟醸
原料米 秋田県大潟村産 美山錦(無農薬)
精米歩合 50%
アルコール度 15%
日本酒度 ±0
酸度 1.7
アミノ酸度 非公開
使用酵母 協会1801号
醸造年度 令和1酒造年度
仕込み水の硬さ 中硬水
保存方法 要冷蔵

秋田県大潟村産の無農薬米(美山錦)を使用し、山廃純米大吟醸として醸しました。醪(もろみ)の経過が良く、自画自賛の素晴らしいお酒ができました。美山錦はしっかりとした味わいになる酒米ですが、どっしりとした味わいではなく、酵母由来の香りの華やかさ、米の旨味と透明感の両立、後味のキレが加わり見事にバランスが取れています。山廃づくりですので飲みごたえがありながら、スイスイ飲めてしまう仕上がりです。普段は酒に厳しい弊社杜氏も今年の3本指に入る屈指の仕上がりということで、太鼓判を押しています。

東北で最も古い蔵・飛良泉本舗の歴史

秋田県にかほ市は山形県と隣り合う県南部に位置しています。このにかほ市の平沢漁港にほど近い場所にあるのが、飛良泉本舗。こちらは、東北で最も古い歴史を持つ蔵であり、全国でも3番目に古いという由緒正しい酒蔵です。創業は1487年(長享元年)、時は室町時代。その年は八代将軍・足利義政が京都の東山に銀閣寺を建立しています。現在の当主・斎藤雅人社長は二十六代目。斎藤家の屋号「泉屋(いづみや)」が示す通り、斎藤家は関西の泉州より仁賀保へと移り住みました。

宝暦年間から天保年間を生きた名僧・良寛和尚の友人で、仁賀保に暮らしていた「増田九木(ますだ きゅうぼく)」という画家が、良寛へ宛てた手紙にトンチのきいた名言を書き残しました。それは「飛び切り良い、白い水」という言葉。つまり、「飛」と「良」を並べる「ひら」は平沢にかけた言葉で、そして「白」と「水」は上下に並べると「泉」。これは斎藤家が「泉州出身」であるという意味合いがあります。それまでは「金亀(きんき)」という銘柄でしたが、この九木の自慢話が噂を呼び、酒銘「飛良泉」が誕生しました。

酒蔵の特徴

蔵へと続く土間の入り口には、かつて看板として使用されていたというアオウミガメの甲羅が飾られています。金箔で「飛良泉」と書かれたその甲羅、その先に続く長い土間。すべてが500年という長い歴史を感じさせるものです。明治15年に建てられた蔵は、温度変化にも負けない酒造りに適した環境を生み出しています。また、蔵の外には創業以来の大きな欅の木があり、夏場の日光を遮り、蔵の温度を低温で保つ役割を担っています。仕込み蔵の中では、大きな甑で酒米を蒸して麹造り、酒母造り、醪造りの各工程へと酒米が運ばれていきます。

飛良泉の特徴は、酒母を山廃仕込みで作ること。正式には山卸廃止仕込みといい、昔ながらの酒母製造方法です。つぶさに観察して、じっくりと熟成させることが山廃の基本。速醸酒母は約2週間ほどで仕上がりますが、山廃は30日ほど必要です。空気中の乳酸菌などの微生物の力を利用し、自然のままに酒母を培養、育成。微妙なさじ加減の温度管理が必要とされます。手間ひまを惜しまず、手のかかる我が子を育てるように作られるのが山廃仕込み。ぷつぷつと発酵する酒母の香りは、ほのかに酸味を帯びていました。

杜氏紹介 遠田 嘉人氏

飛良泉本舗に入社以来、酒造りに30年ほど携わっている杜氏・遠田嘉人氏。酒造りについてのお話をお聞きしました。

「飛良泉の特徴は、秋田の酒のなかでも酸味が強いこと。そして山廃仕込みが主流であることです。また、鳥海山系伏流水の硬水を仕込水として酒造りをしています。この水は力強く、思うような麹も作りやすく、山廃にも適した水です。酒造りは自然を相手にするものです。毎年、気候によって米が固かったり柔らかかったりという違いもありますし、見えない微生物を相手にします。だからこそ、蔵人たちとの和が非常に大切なんです。それぞれの持ち場での状況について、いつもと異なる反応があればどんなことでも話してもらうようにしています。蔵人たちとのコミュニケーションが円滑でないと、やはり上手くいきません。そうすることで、ここならではの味わいを生み出していきたい。飲む人たちの気持ちになって、美味しいといってもらえるお酒を造っていきたいですね」

飲んだ人から、美味しかったと言われることが一番うれしいと笑顔で語る遠田さん。実直に酒造りへと取り組んでいる姿が印象的でした。

蔵人紹介

専務取締役齋藤雅昭さん(写真:痩せている頃)

飛良泉の特徴を教えてください。
飛良泉はなんといっても「山廃づくり」が特徴です。山廃は厚みのあるしっかりとした味わいを連想される方も多いのですが、弊社では「モダンな山廃」をキーワードに、山廃造りの特徴である爽やかな酸味、後味の余韻の長さ、味わいの奥深さはそのままに、「飲みやすいスマートな山廃」を意識して、お酒造りをしています。
自社商品の中で特に好きな商品を教えてください。
オススメは当蔵看板商品の「山廃純米酒」です。瓶のデザインは発売当初から変更はありませんが、中身は大幅にリニューアルしています。香りは穏やかですが、鮮やかな酸味が特徴的です。冷やでも常温・燗でもどんな温度帯で飲んでもOK。バターやチーズとの相性も良いので、洋食と合わせても美味しくお召し上がりいただけます。
普段どんな仕事をしていますか?
醸造計画を練ったり、新規商品の設計、商品の温度管理やお酒の味わいチェック、瓶やラベルの発注、営業の窓口など、なんでもやっています。
地元の特産品は何ですか?
いちじくや鱈が有名ですが、日本海に面し、秀麗無比なる鳥海山もありますので、岩ガキ、山菜や乳製品など挙げればキリがありません!
好きなプロ野球チームは?
ヤクルトスワローズ!!90年代の黄金期からのファンです。飛囀HITEN「燕」は必ず出します。
なんか最近太ったらしいじゃないですか?
余計なお世話です!が…正直15kgくらい増えました。
お酒は我慢できないので、〆のラーメンを我慢してダイエットしたいと思います。
最後にファンの方にひとことお願いします。
いつも飛良泉を応援いただき、ありがとうございます。数年前から、新しいことへのチャレンジを設定して取り組んでいますが、本年度も色々なことに初挑戦していきたいと思っています。皆さんに購入・開封前からワクワクしてもらえる、クリスマスプレゼントのようなお酒をお届けできるように今年度も頑張ります!

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