高清水


会社名 | 秋田酒類製造株式会社 |
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創業 | 1944年(昭和19年) |
所在地 | 〒010-0934 秋田県秋田市川元むつみ町4-12 |
電話 | 018-864-7331 |
HP | https://www.takashimizu.co.jp/ |
見学情報 | 製造場見学:可(要予約) |
蔵元直売所 | 倉//蔵 10:00-12:00 13:00-16:30 定休:土日祝日 |
秋田の酒でカンパイ!2021 出品酒情報

特定名称 | 純米吟醸 | ||||||||||||||
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麹米 | 秋田県産/秋田酒こまち | ||||||||||||||
掛米 | 秋田県産/秋田酒こまち | ||||||||||||||
精米歩合 | 55% | ||||||||||||||
アルコール度 | 16.5% | ||||||||||||||
日本酒度 | ±0 | ||||||||||||||
酸度 | 1.5 | ||||||||||||||
アミノ酸度 | 1.1 | ||||||||||||||
使用酵母 | 高清水蔵付分離酵母 | ||||||||||||||
醸造年度 | 令和二酒造年度 | ||||||||||||||
仕込み水の硬さ | 軟水 | ||||||||||||||
保存方法 | 日の当たらない涼しい場所 | ||||||||||||||
コメント | 全国新酒鑑評会において、史上初となる「16年連続金賞受賞」という快挙を成し遂げた、御所野蔵の初代杜氏「加藤均」が香りと味のバランスにこだわりました。55%まで磨いた秋田県産酒造好適米「秋田酒こまち」を高清水の蔵付酵母で醸し上げ、一切加水せずにそのままの味わいを活かした純米吟醸原酒。華やかな香りの中にオリジナル酵母独特の清涼感がアクセントとなり、口中香に複雑な余韻をもたらします。蔵付酵母が織りなす独特の味わいをご堪能下さい。 | ||||||||||||||
味 |
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高清水の歴史
江戸、明治、大正、昭和と酒造りをしていた12の酒造家が、昭和19年に完全企業合同を行い秋田酒類製造株式会社として発足したのが「高清水」の始まりです。その折、戦後新体制の中で心機一転銘柄を改めようと公募したところ、5,037点の応募の中から選ばれたのが「高清水」。秋田市寺内大小路(通称「桜小路」)に今もこんこんと湧く霊泉「高清水」にちなんだものとされています。
蔵の特徴
雄物川、旭川、太平川、3つの川が集まる秋田市川元。蔵のあるこの地はすこぶる水が良く、藩政時代に秋田を治めていた佐竹公がお茶会用に汲んでいた井戸水と水脈を一つにすると言われ、現在でも清冽で良質な水に恵まれています。仕込みに使われる水は、硬度49.7。この天然水が柔らかな口あたりと、サラリとしたキレを生み出しているのです。高清水では「酒質第一」を社是とし、名水と良質米、そして人の和を基調とする高度な酒造りの技術によって、清酒「高清水」を造り続けます。
高清水の酒造り
旨みがある。香りがある。それでいて後味さわやか、のど越しが良い。酒質第一…高清水に脈々と受け継がれる、酒造りへの熱い思いを貫くために、蔵人は手間を惜しむことなく、その味わいに日々磨きをかけてきました。例えば「麹」。酒造りは麹造りといわれるほど、麹は酒の品質を左右する大切な役割を担っています。麹をふんだんに使うと、ふっくらとした深い味わいながら、後味の良い酒が生まれます。しかし、麹の大切さは分かっていても、コストや手間の問題から、麹を増やすことに消極的な酒蔵も少なくありません。麹使用量を示す「麹歩合」の基準は、本醸造などの特定名称酒で15%以上、普通酒では制約がありません。そのなかで高清水は、本醸造はもとより普通酒である「高清水精撰」に至るまで、20%以上にまで麹歩合を高めています。手間をかけ、麹をたっぷり使った、おいしいと言って頂けるものをお届けしたい。あくまでも真面目に、近道を選ばずに、高清水は、最高の酒造りを目指しています。
ダイヤモンドロールを使った最新鋭精米所
2019年に稼働を開始した新しい精米所は、ダイヤモンドロール砥石で米を削る最新鋭精米機14台と、異物や砕米を除去する最新の選別機などを導入しています。精米温度の上昇を抑え、米の粒を美しくそろえる設備により、さらに上質な味わいの酒造りと、県内蔵元からの精米受託という形で、秋田の酒の品質・ブランド向上を目指しています。
杜氏紹介 本社蔵五代目杜氏 菊地格
1987年に秋田酒類製造株式会社製造部に入社し、2014年本社蔵五代目杜氏に就任。鑑評会等でさまざまな賞を獲得している菊地氏に、酒造りのこだわりについて伺いました。
「歴代杜氏が築いてきた高清水の伝統の味は、コクやふくらみで表現される。この味わいを維持し継承するには、酒を造りだす微生物たちを良く観察し、彼らにとって働きやすい環境を整えるために温度や水分などを適切に管理することが大切です。 酒造りに一切の妥協はせずに愚直に取り組み、蔵人と共に一丸となって皆様に愛されるお酒を造り続けていきたいです」。
蔵人紹介
製造部係長冨岡浩子さん

- 高清水について教えてください。
- 全国新酒鑑評会において20年連続金賞受賞を果たした当社ですが、酒造りの現場では気軽に飲める価格帯のお酒(普段飲む用のお酒)の品質を最も大切にしています。
- 会社のいいと思うところは?
- 日替わりで楽しめる昼食です。毎日温かいご飯をお腹いっぱい食べられる幸せをかみしめています。役職員も蔵人たちも一緒に食堂で食べるのでお昼時の食堂はとても賑やかです。
- 高清水の蔵開放は毎年凄い賑わいだそうですね?
- はい。弊社の酒蔵開放は毎年2月の第3土曜日に開催しており、毎年たくさんの方にお越しいただいております。2020年のご来場者数は、5,455名でした。酒蔵開放では「蔵でしか飲めないしぼりたての新酒」「体が温まる甘酒」などの試飲をはじめ、お酒や化粧品、甘酒ソフト、お酒を使った食品の販売。普段は入れない蔵の見学などを行っております。私も見学案内やお酒の振る舞いを担当しており、お客様と直接お話しできるのをいつも楽しみにしております。機会がございましたら、是非一度遊びに来てください!